平成30年度第4回調布市男女共同参画推進センター運営委員会議事録要旨 日時 平成31年2月21日(木)午後6時から8時まで  場所 市民プラザあくろす研修室2 出席者(敬称略 50音順)9人 石神委員,金子委員,冨永委員,中野委員,中村委員,仁藤委員,平岡委員,堀委員,森委員 欠席者(敬称略 50音順)2人 大槻委員,竹内委員 傍聴者 2人 1 議事 (1) 男女共同参画推進センター事業について ア センター事業報告 事務局より,資料2を使用して平成30年12月から平成31年2月までの事業報告を行った。また,資料3を使用して,映画「ドリーム」無料上映会及びおざわゆきトークショーの実施報告をした。   委員長 センター事業報告について,意見・質問はないか。  委員A 資料3の映画「ドリーム」無料上映会の報告に関して,若年層の来場者数が伸びなかったとあるが,イベントの広報は,市内の学校以外にも実施したのか。 事務局 広報については,学校以外にも若者が集まる公共施設へチラシの配架を行った。具体的には,児童館,青少年ステーションや図書館等である。また,中央図書館では,関連図書の展示を当初予定していた期間よりも一週間延長して行った。さらに,小中学生を対象とした来場者プレゼントも配布した。 委員G もっと映画を見たいという意見が報告書の中にあるが,映画の上映会は今後もやるのか。 事務局 今回の上映会がとても盛況だったこと,また,映画は一度で多くの人に男女共同参画について考える機会を提供でき効果的であるため今後も企画を検討していきたい。 委員H 映画の上映を行うにあたっては,男女共同参画について考えられる作品の上映をしないと意味がないと考える。どの映画を上映するか情報収集や比較検討する必要がある。情報提供を願いたい。 委員C この委員会の中での情報提供も良いが,ホームページ等の広報媒体を活用し,市民の意見を取り入れられれば「映画のまち調布」と男女センターの事業がリンクしていくことができるのではないか。メジャーな映画は映画館に任せ,市民が良いと思う映画を上映し,男女の事業に参加してもらうというのも良いと思う。 委員長 事務局は,これらの意見を参考にしてもらいたい。    イ センター事業予定 事務局より,資料3を使用して平成30年度内の事業予定について説明をした。 委員長 事業予定について意見・質問はないか。 委員B デートDV防止啓発出前講座について詳しく知りたい。 事務局 デートDV防止啓発出前講座については,毎年開催している調布市配偶者暴力防止等対策ネットワーク会議において,三弁護士会多摩支部より法教育プログラムについて情報提供があり,依頼をしている。昨年度は第八中学校で実施し,教員による寸劇や生徒に対してワークショップを行い,また,一部LGBTの話を盛込むなど大変好評であった。また,第八中学校の生活指導主任からは,講座を受けた結果,保健室に相談にきた生徒もいたと報告があり効果があったと感じている。 委員C デートDVに関してだが,出前講座を受けることが出来る調布中学校と第八中学校は幸運だと感じる。他の市内中学校にも広まってほしい。例えば,実施した講座の映像を教師用に配布する等,市内中学校全域に広がると先進的な取組になってくると思う。 事務局 事務局としても今後広げていきたいと考えており,弁護士会もそのような考えである。しかし,現状として,男女交際や性教育に関わってくるため,学校側から積極的に手が上がりにくい。また,多摩地域では調布市が初めて取組みをした講座であるが,現在は,他自治体からも中学3年生の受験が終わる時期に講座の依頼があり,講師不足という点も挙げられる。昨年度は,開催中学校以外の教員の見学も可能としたが,弁護士の見学はあったものの教員の参加はなかった。委員Cの意見のように映像利用等も含め考えていきたい。徐々に広げていければと思う。 委員E 高校生になると男女交際やSNSに触れる機会はより多くなる。したがって中学3年生の受験が終わる頃にやることは良いと考える。ただし,高校の方が直近の問題ではないのか。 事務局 過去に都立高校夜間部において「相手の尊重」をテーマに産婦人科医を講師として実施したことがある。生まれることの意味から考えられる機会となり非常に好評であった。また,デートDV講座を実施した八中からの意見として,「性」という記載は保護者が敏感になってしまうため,取扱いが難しいということがあった。例えば,「デートDV講座」と直接的にすると保護者の方の了解が得られないこともあるが,「人権講座」と謳えば受け入れられる。 委員D 親としては,こういった講座はぜひやってもらいたいと思う。中学生はどれほど性に対して理解しているのか,養護教諭に対しての相談内容等出来る範囲で教えてほしい。 事務局 具体的な相談の内容は答えることが難しい。 委員C そういった相談があったということは,救われた子どもがいると理解して良いのではと思う。 委員E 教育として教えるとデートDVと知らないでやってしまっている子が,やってはいけないことと認識できる機会ではある。中学生に刺激を与えてしまうことに懸念はあるが,知識としてそのような教育は必ずどこかでやらなければいけない。 委員G グル―プ相談等の事業であるが,専門家の相談事業も良いと思うが,市民からファシリテーターを新たに養成していく事業をやるというのも良いと思う。ファシリテーターをやりたいと考える市民は潜在的にいると思う。そういった方々を引っ張りあげる機会を増やしていく必要もあるのでは。 委員H 現状のグループ相談は,専門家の先生3人に依頼しているが,非常に熱心にやっており,3人それぞれの個性がでてきているところである。また,参加者は1回きりではなく続けて参加をしたり,他のグループ相談に参加したりしている。相談に参加する中で自分自身でも学び,考え,ステップアップし,やがて卒業していくという流れができている。毎回参加者も異なるため,様々なことを学び興味をもち,参加者同士の輪が広がっていく感触がある。 委員D 委員Hの意見は,グループ相談での話である。もちろんグループ相談を続け,輪を広げていくことも大事であると思う。委員Gの意見では,調布市内にもファシリテーターをやりたいと考えている人がいるのではないかという話だと思う。 委員G ファシリテーターをやりたいと思っている人がいるだけではなく,そういった意識をもっている人たちを育て,自ら事業に参加してもらう必要があるのではないかと思っている。新しいことを始めれば新しい発見や気づきがあり,内容が濃くなると思う。 事務局 ゆくゆく検討ができればいいと思う。地域の方々が近いところでファシリテーターとしてやっていければ輪も広がっていくと思う。より市民に寄り添えるようなグループ相談のテーマも考えていきたい。 委員H いきなり事業としてやるのではなく,6月に開催する男女共同参画推進フォーラムで実施していくのが良いと思う。フォーラムの実行委員は,リーダー的存在で引っ張り上げる力を持っている。そういったところからアプローチできるか今後考えていきたい。 委員長 事務局は検討してもらいたい。他に意見はあるか。 委員F 映画「ドリーム」の報告書の中に,日時設定の工夫が必要とある。詳しく知りたい。また,3月に実施予定の「小林愛子の手織りワークショップ」も平日の午後であるが,日時設定について前回の映画の反省を活かしているのか。 事務局 映画については,前回の反省を活かした会場設定をした。平成29年3月に実施した映画「私はマララ」無料上映会の際は,定員100人で行ったが入れない人が多かった。そのため今年度の映画の上映会は,500人収容できるホールを会場とした。また,日時については,若年層を取り込むために学生が冬休み中というところも狙ったが,社会人にとっては仕事初めの人も多かった。しかし,会場の都合もあり,その日しかとれなかったという現状もある。その点は,スタッフ全員で反省し今後の日時設定に活かしたいと考えている。 「小林愛子の手織りワークショップ」については,昨年度市の主催で実施し大変好評であった。今年度は,市民団体が主催となり,調布市は会場を提供するという共催で行う。日時設定については,小林氏が海外在住であり日本滞在期間が限られていること,また他のイベントの合間にワークショップを行うため,この日しか空いていなかったと市民団体から聞いている。 委員B 3月のワークショップについては,手織りというだけでターゲットが絞られる上に,さらに平日金曜日の午後ということでより限定された人しか来られないのではと思う。事情はわかるが,土曜日に設定できたらより多くの人が来られると思う。 事務局 ニーズは非常にあり,今回も予約開始後問合せが多く,受付開始日のうちに定員に達したと聞いている。 委員長 事務局は,今後の参考にしてもらいたい。その他意見等なければ次の議事にうつる。 (2) 地域における女性の就労について     ア 前回の振り返りについて 事務局より,資料4に基づき平成30年度の議論の振り返りの説明を行った。     イ 女性活躍推進事業ホームページについて      事務局より,資料5に基づきホームページのPV数の報告を行い,資料6及び資料7にてホームページ改善案や掲載内容案を説明した。  委員長 事務局の報告について意見・質問はないか。  委員C 資料5のホームページのPV数であるが,こちらの数字はほぼ0人と考えた方が良い。公開初日や2日目は,担当者や関係者が見ていると考えたほうが良い。市民の方がホームページにアクセスしやすいように工夫が必要である。また,インタビュー記事の掲載であるが,パワーポイントで見せるのは会議資料のように感じてしまうと思う。ワード1枚にインタビュー記事や地図等をまとめた方が良いのでは。  委員H こちらの事業をパネルにしてフォーラムで掲示するという話がでているが,どういった形で掲示するのか決めていきたい。  委員B 資料については,パワーポイントでもワードでもどちらでも良いと感じる。ただ,今の状態では,インタビューのリアリティが伝わってこないため,会議資料のように感じてしまうのではないか。もう少し話し言葉を入れる等すると良いと思う。  委員C 一枚のポスターのようにインタビューの内容や写真や地図を入れるような見せ方はどうか。作成したものをフォーラムで掲示できれば良いと思う。  事務局 いただいた意見を参考にしたい。 委員B 大学生がインタビューしているのに大学生の感想などが入っていない。可能であればインタビューをしてどう思ったのか,入れた方が良いと思う。 事務局 大学生の感想はもらっているので,載せるようにしたい。フォーラムについては,パネル掲示ではなく,スライドショーのように動きのあるものにしていきたいと考えている。 委員C スライドショーを流すより,当日のインタビュー風景を動画で流すことで緊張感等がリアルに伝わってくると思う。 委員A インタビュー風景を再現できるような工夫が必要だと思う。例えば,写真にキャプションをつける等。 事務局 学生の感想を載せる等いただいた意見を参考にし,修正していきたい。 委員長 事務局は参考にしてもらいたい。    ウ 今後の女性紹介事業について      事務局より,今後の予定について説明した。   2 その他   女性活躍推進法の改正予定について情報提供を行った。 今年度の委員会は本日で終了であるが,委員の任期は来年度までであるため,引き続き出席を願いたい旨を伝えた。 次回の日程については,6~7月頃を予定。日時については4月以降別途調整することとした。