平成30年度第3回調布市男女共同参画推進センター運営委員会議事録要旨 日時 平成30年12月10日(月)午後6時から8時まで  場所 市民プラザあくろす研修室3 出席者(敬称略 50音順)9人 大槻委員,竹内委員,中野委員,中村委員,平岡委員,堀委員,森委員,石神委員,仁藤委員(委員長) 傍聴者 1人 1 議事 (1) 男女共同参画推進センター事業について 事務局より,資料1及び資料2を使用して平成30年9月から12月までの事業報告及び年度内に実施予定の事業を説明。3月には国際女性デーにちなみ婦人参政権についてパネル展示を実施する旨を伝えた。   委員長 センター事業について,意見・質問はないか。  委員G 映画「ドリーム」無料上映会に関して,上映時に来場者へ星型の紙を配布し,各々の夢を記載して掲示するという取組はおもしろいと感じた。映画終了後も展示はするのか。また,星型の紙をファイリング等して冊子にし,後で見返せるようにすれば良いのではないか。 事務局 館内展示については,スペースの関係もあるが,ファイリングも含めて検討したい。 委員B 映画「ドリーム」無料上映会と同時に中央図書館で関連図書の展示も実施するとのことだが,中央図書館の展示は,映画上映会が開催される1月7日までとなっている。来場者に男女共同参画について考えてもらうのであれば,映画を観てから関連図書について探す人もいるのではないか。関連図書展示の期間は,延長することは可能か。 事務局 中央図書館の展示については,先方で展示スケジュールが決まっているが,延長できるか確認したい。また,今後の事業等では,今の意見を踏まえたうえで中央図書館と連携していきたい。 (2) 地域における女性の就労について     ア 前回の振り返りについて 事務局より,資料3に基づき平成30年度の議論の振り返りの説明を行った。     イ 高津装飾美術市報掲載報告について      事務局より,資料4に基づき市報への掲載及びホームページへの掲載について報告を行った。  委員長 高津装飾美術の市報掲載について意見・質問はないか。  委員C 第1回目調布市ホームページのページビュー回数はどのくらいか。 事務局 現状把握していない。広報課に確認する。確認ができたら報告したい。 委員C ページビュー回数がわかると今後続ける意義がわかると思うのでぜひお願いしたい。 委員A 市報やホームページ記事の内容について気になる点がある。子育てに関して「双方の両親が遠方のため夫と会社しか頼れない」と記載があるが,それに対して行政が地域の繋がりというものを発信していく必要があるのではないか。現状の記事では,大変だなという感想や結局ひとりで頑張っていかなきゃいけないという印象になってしまう。記事に行政の視点を入れても良いと感じた。 委員C 委員Aが指摘した点は私も気になる。学生がインタビューをする形式であるため,委員Aの言ったようなことまで求めるのは難しいのではないかと感じる。そこで,どうすれば良いか検討することが必要である。大人の意見を入れてはいけないが,行政の視点についても学生に情報を提供することで,学生目線を外さずに行政の視点も記載のある良い記事が書けるのではないか。 委員D 委員A,Cの言うようにその点が気になっている。自分自身の子育ての際は,子ども家庭支援センターや,有料ではあるがベビーシッターより安価な市のサービスに頼っていた。子育てに悩んだ時期も行政に相談したら様々な情報を教えてもらえた。相談窓口があるということを学生からではなく,男女共同参画推進センターからの情報提供ということで別枠として設けても良いのではないか。そういった連携は可能なのか。 事務局 男女共同参画推進センターで実施している相談事業を案内できるかは,調整が必要である。センター運営委員からの意見を踏まえ,2回目以降の掲載方法を工夫していきたい。 委員F ホームページ記事の取材対象の募集に関する内容が気になる。募集条件として「取材可能な市内で働く女性を募集しています。」との記載があるが,もう少し具体的な内容を掲載した方が良いのではないか。この文章からでは,どのような女性が求められているのかわかりづらい。自分が募集条件に該当しているのか否か,もう少しわかりやすくすると手を挙げやすくなるのではないかと感じた。 事務局 現状,市民からの応募は無く,取材対象の募集に苦戦している。具体的な内容をどのようにするのか精査したい。 委員E 応募について人が集まるのか不安がある。積極的に手を挙げる人は少ないのでは。また,この事業で取り上げたいと思う人は,あまり表にでてくる人ではないと思う。一般的な募集方法では,難しいのではないか。 委員長 前年度までの議論では,大企業で上の地位に就いて働いている女性というより,地域に根付いて働く女性を取り上げたいとのことだった。 事務局 学生の要望に合わせて取材先を探すことや調整には苦戦をしている。しかし,実際に取材をしてみると,取材をする側もされる側もやって良かったという思いや達成感があったと感じる。そういった気持ちが記事で表現できると次に繋がっていくのではと思う。紹介の回数を重ねる必要がある。 委員E インタビューを受けた人の繋がりで紹介していくというのは,やらないのか。リレー方式も一つの手ではないか。 委員長 前回もそのような議論があった。リレー方式で行うと紹介する業種に偏りがでてくるのではないかという懸念があった。 事務局 その他に気が付いた点があれば連絡いただきたい。    ウ 山内ぶどう園取材報告について      事務局より,資料5を用いて,第2回目の掲載を予定している山内ぶどう園の取材報告を行った。 委員長 山内ぶどう園の取材について意見・質問はないか。 委員F 今回取材した学生は,男性1名女性1名の計2名である。前回は,女性2名の取材であったが,男性が取材に参加することで変わった点や視点が異なる質問はあったか。 事務局 男性ならではの視点の質問は目立ってでなかった。しかし,子育てに関する実体験を男子学生が直接聞く事で,学生自身の視野が広がったのではないかと考える。山内さんは自営業であるが,産後早々に職場復帰をし,野菜収穫体験のイベントを毎週のように開催しているとのことだった。学生にとって非常に印象的であったように見受けられた。また,学生自身も学生団体でまちづくりのイベントを主催しているため,仕事としてイベントを経営していくことに非常に興味を示し,質問していた。男女関係なく,学生が今後社会にでていくための学びとなったと思う。 委員長 今後,市報掲載等見せ方の工夫をしてもらいたい。 事務局 市報掲載時には,アナウンスをするので見てもらいたい。 委員長 地域における女性の就労についての地域協議会の役割として,地域で働く女性の紹介事業を始めた。女性活躍推進法に挙げられる地域協議会の役割として紹介だけで良いのか。事務局として今後どのように考えているのか。 事務局 事務局として,紹介事業の効果検証を行う必要があると考える。どのような指標でどのようなやり方で評価していくのか,またその評価によって今後どのようにしていくのかを考えなければならない。委員の意見をいただきたい。 委員B 第1回は単発の取材記事としては企画が成り立っていると思う。女性活躍推進の観点でみると,まだ弱いと感じる。インタビューは全文載せる必要があるのか。強弱をつけ,見た人への影響力という意味でメッセージ性がほしい。また,「働くこと」に焦点を当てて掲載しても良いのでは。記事内の「インタビューを終えて」を読むと学生の経験に役立っただけのように読み取れてしまう。 事務局 事務局側から「女性活躍の観点から取材をしてみてどうだったか。」と投げかけることはできる。取材前に,学生に対して事業の趣旨や取材の目的を伝え,理解してもらった上で取材に臨んでもらうようにしたい。 委員長 山内ぶどう園を取材した学生と連絡をとりあうことは可能か。 事務局 可能である。これから記事を校正していくので,その際に女性活躍推進の観点で学生がどう感じたか等ヒアリングしていきたい。 委員A 地域における女性の就労という観点でみると,今の記事では調布の良さ,調布らしさを伝えられていないと感じる。調布らしさを何か一つでもあげることができれば,「調布に住みたい」と思える人が増えるのではないか。誰に向けて発信するのかということが課題になるが,「調布だからこそ」があると良いと思う。行政の信頼のもとで紹介する記事でもあるので,調布らしさが指標の一つに入ってもよいのでは。今後,「女性が調布で働いています」ではなく,「調布だからこそ,このように女性が働くことができます」というような表現方法が良いと思う。 委員長 調布らしさについては,前回までの議論でも話があった。「住む場所と働く場所が近い方が良い。だから調布に住みたい,調布で働きたい」と思ってもらえるような女性を記事にしたいという意見であった。 委員A そういう意味で取材対象の募集の段階で「調布ってこんな企業がある」,「こんな働き方ができる」といった意味合いがでると良いのでは。今回の記事を見ると,調布以外でも同様の働き方ができると思う。工夫が必要と感じる。 委員長 掲載の方法の工夫という意味か。それとも内容全体か。 委員A 内容の部分である。どこに焦点を当てるかだと思うが,地域におけるという言葉がある中で,記事を読んでいて調布が想起されないということが気になる。 委員D 市報は調布の色がでている。しかし,ホームページは,文字が羅列してあるだけで読む気にならなかった。そこで,どう工夫すれば良いか,どう調布の色を出せば良いかということだが,ホームページ上に掲載企業等のマップや画像等があると良いと思う。現状では,読ませるページになっていない。文字だけでは読みたいと思わない。全文掲載ではなく,大事な部分のみピックアップして掲載する等読ませるページにしないと伝わらないと考える。また,現在記載されている取材対象の募集についても取材を受けるメリットがわからないため,手を挙げる人はいないと思う。会社のマップがある,会社の紹介ができる等わかれば,取材のメリットを感じられると思う。 委員長 掲載するだけではなく,伝わるような記事づくり,伝えて相手を動かせるような記事づくりが必要との意見があった。 事務局 市報記事には,スペースに限りがあるため多くを載せられないので,どこかに全文掲載しなければという思いがあった。今後,読みやすい,調布に住みたいと思ってもらえるような工夫をしていきたい。ホームページ上も掲載方法に制限があるが,マップ等であれば掲載できると思うので検討していきたい。 委員G 第1回目に紹介した女性は,市内在住か。 事務局 事務局では,把握していない。 委員G 例えば,取材した女性が市内在住であれば,この企業で働けば,市内の保育園に預けて働き続けることができる等想像できるのではないか。また,山内ぶどう園の年間のイベントスケジュール等をホームページに掲載することで,山内ぶどう園に誘導することも可能だと思う。 委員B 市ホームページは制約があると思うが,男女共同参画推進センターのホームページはどうか。 事務局 確認が必要である。 委員C 中小企業の社長を巻き込むのはどうか。中小企業は,市報に掲載されることが企業PRに繋がる。社長を巻き込むことができれば,様々なデータを入手でき,多様な観点から紹介記事ができると思う。 事務局 今後取材をする際の参考にしたい。 委員E 市ホームページに枠や文章量の制限はあるのか。 事務局 文章量については把握していないが,レイアウトや画像の大きさ等については,制限が厳しい。 委員E 掲載する側もされる側も良かったと思える記事になるのが良いと思うが,2つ追っていくと共倒れになってしまうので,今後焦点をしっかりと当ててやってほしい。 委員長 この事業の主旨を明確にして記事の作成をしてほしいとの意見があった。 事務局 この記事を掲載したところ,市役所内から福祉関係の事業所にも輝いている女性が大勢いるという提案もあった。次回の市報掲載時には,いただいた意見を参考に制作していく。また,回を重ねた後に紹介事業を発表出来る機会があると良いと考えている。決まり次第報告する。   2 その他   今後,事業のチラシ等はメールでデータ送付をする。 次回の日程については,2月19日(火)から22日(金)の間で調整し,決まり次第お知らせすることとした。