令和2年度第2回調布市男女共同参画推進センター運営委員会議事録(要旨) 日 時 令和2年11月19日(木)午後6時30分から8時まで  場 所 市民プラザあくろすホール 出席者(敬称略)10人     池田委員,石井委員,老川委員,大槻委員,金子委員,神永委員,堀委員,     山田委員,鈴木委員,田中委員 欠席者 (敬称略)1人     中野委員 事務局 男女共同参画推進課 井上(祐),儘田 傍聴者 0人 1 議事 (1) 令和2年度男女共同参画推進センター事業報告及び予定について  ◆事務局より,前回の委員会以降に実施した事業及び今後実施予定の事業について報告  委員長 事務局からの報告について御質問,御意見をいただきたい。  C委員 事業の参加者についてお伺いしたい。今年はコロナの影響があるかと思うが,新規の参加者はどのくらい増えているか。また,参加者の認知方法や申込方法,また実際どういった方がセンターに興味を持っているのか情報をいただきたい。  事務局 まず,参加者については,事業によっても異なるが,基本的には半数以上が初めての方で,3回以上参加しているリピーターも3割から半数程度いる。事業を知った方法の割合は,基本的に市報が7から8割と最も多く,残りがホームページ,チラシ,口コミである。申込方法としては,電話,メール,FAX,来所の4つの方法があるが,どのイベントでも8割程度が電話での申込で,残りがメール,来所での申込である。  B委員 今年度の男女共同参画推進フォーラムに,実行委員として柳亭こみち師匠の講演会に参加したが,その際のアンケートでは,センターの事業に初めて参加した方が多かった。また,年齢層も割と年配の方が多かった。  委員長 柳亭こみち講演会は定員40人,参加者40人とのことだが,「密」を避けるため設定したのだろうか。  事務局 会場のホールは,従来の定員が100人であるので,通常であれば80人程度募集するが,実施時点では部屋の定員が半減されて50人だった。そのため,スタッフや出演者の人数も考慮し,参加者の定員を40人に減らした。  委員長 定員が少ないため,応募多数でお断りした方もいたのか。  事務局 キャンセル待ちも発生し,結果的に参加できなかった方も一定数いた。  G委員 柳亭こみち講演会の補足をすると,通常センター事業の参加者の平均年齢は 30代から40代だが,今回は落語家の講演ということもあり,普段はあまりセンターに来られない高齢世代の方に比較的多く参加いただけた。  D委員 グループ相談に来る子育て層の人たちの次の居場所として,「子育てひろば」        を紹介するなど他部署との連携はしているのか。  事務局 現時点では,特に具体的な連携はできていない。事務局としても課題として認識しており,来年度以降は近隣の子ども家庭支援センター「すこやか」等と連携した事業を検討している。  E委員 男女共同参画意識調査の内容はどのようなものか。  事務局 調査の内容は多岐にわたるが,基本的な意識や知識,行政への要望に加え,新型コロナウイルス感染症拡大における影響などについての質問もある。今回の特徴的なところとして,「多様な性」に関する意識についての質問を加えた。  E委員 調査の対象は定めているのか。  事務局 18歳以上の市民の中から男女各1,500人の計3,000人を無作為抽出し調査を依頼している。事業所への調査については,法人の規模や業種のバランスを考慮し50社強を選定した。  G委員 調査項目についての補足だが,性被害についての質問も新たに盛り込んだ。性別にかかわらず性被害は大きな問題となっているため,実態の把握に努めたいと考えている。  C委員 無作為抽出された市民について,年齢層の割付けはしているのか,また調査の中に年齢を答える質問はあるのか。      「回答しない」というのも一つのメッセージであり,関心の有無を知る手掛かりとしても年齢は大事だと思う。  事務局 年齢は考慮せず無作為抽出しているため,実際の年齢分布に応じて調査対象者が選定される。無記名での回答にはなるが,年代区分を問う設問はある。  C委員 調査に対して返送自体をしないというのも一つの情報だと思うし,さらに設問ごとに無回答の割合等を集計できるようにしておくと分析のやりがいが出てくると思う。  委員長 調査の集計分析にあたっては,可能な範囲で委員の提案を活かしていってほしい。センターホームページについて,前回の会議でも御意見をいただいたが,今回のリニューアルについてはいかがだろうか。  I委員 ホームページについてだけでなく全体に関してだが,この委員会は今後の事業について検討していく場なのか,事業の事後報告について意見を出し合う場なのか確認したい。  事務局 この委員会は回数も限られることから,個別具体的な事業予定について決定していくことは難しく,どうしても実施した事業や決まった事業予定の報告となってしまうが,この場でいただいた御意見は次年度以降に可能な限り反映させるようにしていく。そのため,方向性やコンセプトについては,ぜひ御意見を頂戴したい。  I委員 今後の予定の途中経過についても情報を共有していただけると,ぞれぞれに精通している委員からアドバイス等もいただけて,この委員会は有意義な場になるのではないだろうか。センターのホームページのリニューアルについても完了後の報告であったが,私自身ホームページには詳しいほうなので,途中経過の報告があればアドバイスができたと思う。  委員長 計画の段階だとしても,情報を共有していただければ,当委員会はセンターの事業を検討する場となる。報告いただいた実施事業等については,御意見に基づき今後に向けて改善を,またこれからの予定については委員会の意見が反映されるよう事務局には取り組んでいただきたい。当委員会では,この両面から御意見をいただきたい。  委員長 私もセンターのホームページを拝見し以前より見やすくなったと思っているのだが,相談に関するページなどが市のホームページからリンク切れとなっていたので,確認をお願いしたい。  事務局 至急確認し修正する。  H委員 コロナ感染者が増えている中で,講座等のオンライン化を今後進めていった方がいいと思うが,いかがだろうか。  事務局 講座のオンライン化は他の自治体でも行っており,検討課題として認識している。先日,白百合女子大学で出前講座としてオンライン講座を実施したが,あくまで大学のオンライン講義の一環として行ったため,スムーズに実施ができた。現状,機材やセキュリティの関係上,オンラインでの講座等は実施することがなかなか難しい状況にある。市でも改善を進めているところなので,条件が整えば実施を検討していきたい。ただ,講師によって動画配信を可としない場合や,目の前が無観客の状態での講義に難色を示す方もおり,講師との個別の相談が必要となってくる。ただし,コロナの終息が見えない中で,事業の方向性としてはオンライン化を進めていかざるを得ないと考えており,あとは具体的な部分を詰めていく必要がある。  委員長 双方向のやり取りがある小規模な講座などは,オンライン会議システムでできるのではないだろうか。講演会は,基本的に講師が一方通行に話すため,誰に向けて話しているのかわからないと講師としても難しい部分もあると思うが,内部で検討して良い方向に進めてほしい。  A委員 心理学講座参加者の年代について,設定していたターゲットと実際の参加者の年代はマッチしていたのだろうか。また,ホームページのリニューアルについて,職員が随時更新可能な部分ができたと聞いたが,逆に職員が更新できない部分やその手間について伺いたい。  事務局 心理学講座のターゲットは,特定の年代には限っていない。実際の参加者は 30代から60代など幅広い年代の方がおり,子ども連れでの参加者には保育も実施した。ホームページの更新については,新たなページの作成などは職員ではできず,委託業者に頼むこととなる。業者とのやり取りは電話やメール等で行っており,特に煩雑な手続きが必要ということではない。  A委員 講座について,20代の参加者はあまりいらっしゃらないのか。  事務局 講座に限らず,センターの事業への20代の方の参加は少ない。  委員長 フォーラムについてはいかがだろうか。  F委員 フォーラムにコーディネーターとして関わったが,今年はコロナ対策が一番大変だった。実行委員会での協議の結果,来年度以降につなげる意味でも感染対策を徹底し,可能な範囲で開催した。その中で新しい試みとして動画を作成することとした。実行委員で動画作成に明るい方が作ったので,ぜひ御覧いただきたい。      また,リニューアルされたホームページについて,幅広い年代の方に見てもらいたいと思っているので,その点についてもぜひ御意見をいただきたい。  委員長 ホームページの閲覧数をあげるため,印刷物にQRコードを入れるなどの工夫をしてはいかがだろうか。  事務局 チラシやパンフレット等からホームページにつなげるという案を考えたことがなかった。検討させていただきたい。 (2) 女性活躍推進事業について  ◆事務局より,「わがまち調布の輝き女性(びと)」について前回の委員会で出た委員の 意見を踏まえて一案を説明。内容は以下のとおり   ・コロナ禍により,インタビューが難しく,また離職者が増えている状況を鑑み,あ くろす内にあるハローワークのマザーズコーナーを紹介する。   ・人物紹介ではないため,「番外編」として取り上げる。  委員長 事務局からの提案について御意見をいただきたい。 C委員 マザーズコーナーの紹介を行うこと前提で述べるが,何を伝えるのかと同時に,どうやって伝えるかが大事であり,ターゲットによって見せ方も変えるなどの工夫が必要だと思う。お子さんがいる女性というところでターゲットは絞れているので,その方たちが興味を持ちアクセスしやすい媒体で紹介するという意味では,動画の活用は必須であると考える。また,単なる施設の紹介だけではなく,相談できる場所のイメージを持ってもらうことが必要。そう考えるとスタッフへのインタビューは必須だと思う。  委員長 動画での紹介は気軽に見やすく良いと思う。紹介する媒体は市報,ホームページ等,どのように考えているのか。  事務局 市報,市及びセンターのホームページには掲載する。その他に,動画や今までのようにパワーポイントをホームページにあげるなど,様々な方法が考えられる。ただし,費用がない中で動画の編集等には様々な課題がある。  C委員 編集については,センターの人脈の活用や,職員がノウハウを勉強するなどすれば良いのではないだろうか。もちろん他の仕事との兼ね合いはあるだろうが,通例や常識にとらわれずに実施していただきたい。  委員長 現在の状況に合わせた取組が必要だと思う。マザーズコーナーを取り上げる事務局案の実施可否についてはいかがだろうか。  A委員 事務局案には少し違和感を覚えており,「わがまち調布の輝き女性」はこれまで人にスポットを当ててきた事業なので,番外編とはいえ,行政が他の公共施設を紹介するだけでは苦しいところがある。施設の紹介だけでなく,就職に結びついた利用者を取り上げ,感染対策を行いながらインタビューを行い紹介することは可能ではないか。  I委員 マザーズコーナーのスタッフに現状を聞くなどし,施設の紹介を簡単なものにすれば広告臭がなくて良い。また,女性と子どもに関係することとして,女性の小児科医にスポットを当てるのも,今だからこその企画になるのではないだろうか。あえてコロナ禍の現状に踏み込んだ質問をしていくのも良いと思う。      ホームページについては,現状では過去の取材結果についてPDFが掲載されているだけであり,スマートフォンだと見づらい。新たにカテゴリーを設け,ブログ形式にして見やすくしたほうが良いと思う。  B委員 仕事柄ハローワークとの関わりが多いのだが,現在離職者で溢れている状態である。今年度残り時間も少ない中では,違和感もあるがマザーズコーナーを取り上げるのはやむを得ないとは思う。 マザーズコーナーを利用した結果,市内の企業に就職した女性を紹介すると良いのではないだろうか。マザーズに求人を出す企業は,女性の就労に関して意識が高く,取材依頼があれば自社の宣伝にもなるので,受けてくれるところが多いと思う。マザーズコーナーは就活メイクの講座や履歴書の書き方などもやっているので,そういった情報も合わせて伝えられれば,なお良いと思う。  G委員 いただいた御意見をもとに,事務局と改めて検討させていただきたい。  委員長 「わがまち調布の輝き女性」は,人に焦点を当てるのが特徴的なところで重要であるため,引き続き実施していただきたい。本日出た御意見をもとに進めてもらうということで事務局に一任したい。  事務局 本日の委員会では,委員の皆様よりこちらになかった視点からの御意見をいただけた。動画の作成について,職員のパソコンからは原則YouTubeを視聴できない仕様となっているのが現状で,また職員全体の意識やスキルの底上げについてはまだまだ時間がかかると考えている。「わがまち調布の輝き女性」については人に焦点を当てることとし,マザーズコーナーを取り上げるとしても利用者あるいはスタッフを取り上げることとし,単なる施設の紹介にならないようにしたい。また,提案のあった女性の小児科医も時流を捉えたテーマだと考えているため,今後良い方がいれば次回以降も含め検討していきたい。 (議事は以上) 2 事務連絡   第3回運営委員会は来年2月頃を予定。日時については改めて調整を行う。 1