令和3年度第2回調布市男女共同参画推進センター運営委員会議事録 要旨 日 時 令和3年9月30日(木)午後6時30分から8時まで 場 所 市民プラザあくろす3階 ホール 出席者(敬称略)8人 浅井委員,池田委員,石井委員,大槻委員,金子委員,神永委員,中野委員,田中委員 事務局 男女共同参画推進課 市川,井上 傍聴者 0人 1 開会  事務局職員挨拶,本会議の概要説明   1.令和3年度上半期の男女共同参画推進センターの事業報告及び質問 2.今後の事業予定について(資料4)下半期に予定している事業の説明及び質問 3.女性活躍推進事業「わがまち調布の輝き女性(びと)」について 2 議題 (1) 令和3年度上半期 センター事業報告 ◆事務局より,資料3に基づいて令和3年度上半期のセンター事業報告 男女共同参画推進センターでは令和3年度の上半期に,ほっとサロンしぇいくはんず「グループ相談」「スペシャル企画」,「男女共同参画推進フォーラム2021」「小林グレイ愛子巡回写真展」の4つに区分し,全体で10の事業を企画のうえ実施した。 委員長 事務局からの報告に質問はあるか。 委員長 コロナの影響で,参加人数が少なかったり,中止になった事業があったようだが,2番目の事業ほっとサロンしぇいくはんずスペシャル企画では,多くの申し込みがあり,キャンセル待ちもあった。9月はコロナの感染状況で実施できなかったと思うが,何とか時期をずらして開催する予定はあるのか。 事務局 改めて年明けにもう一度企画させていただく予定をしている。 委員長 1才未満の赤ちゃんがいる家族が対象ということなので,あまり時期が延びると対象となる家族が変わってしまうところもあるが,できる範囲で時期をずらしてなるべく実施してもらいたい。 委員長 他に質問は。 委員E ほっとサロンしぇいくはんず(グループ相談)では,他の回では申込が結構あったようだが,第1回目の企画では申込みがなく中止となったとのことだが,何か理由はあるのか。 事務局 年度の変わり目ということもあり,広報が弱かったのかもしれない。また,通常のグループ相談では,何組が集まって相互に話をしてもうらう形式をとっている,この相談は,ご夫婦と先生のみの個別相談という形で,当方としてもトライアル的なものであった。結果としては残念だったが,今後に繋げていきたい。 委員長 個別相談もそれなりにニーズはあるのかもしれないが,今回は参加者がいなかったということで引き続き努力してもらいたい。 委員E 他の講座は集客が50名というものがある。広報は市報とホームページだけなのか。 事務局 基本的には市報とホームページ,あとは市内施設,駅等へチラシの配布等をしている。 委員E 同じ方が来ていることが多いという事はないのか。 事務局 可能性がないことはないが,比較的来ていただいている方は新しい方が多いと思う。 委員C  4月30日の子育てサロンと他の個別相談と何が違うのか見比べてみた。 講師は吉田敦子先生で同じ。9月のスペシャルサロンは土曜日の実施だが,4月と7月は水曜日午後一の実施だった。水曜日の午後の時間帯にパパが来られるのか。何故,水曜日の設定にしているのか。先生の都合もあるとは思うが,曜日をずらしていく予定はあるのか。 事務局 子育てサロンの講師は,女性のための相談の講師であり,通常の個別相談と合わせて,水曜日に実施している。相談日が決まっていることから,すぐに曜日を動かすことは契約上の問題もあり困難ではあるが,今後検討していきたい。9月のベビィケアについてはスペシャル企画ということで,パパを呼び込む観点から通常の個別相談とは別に土曜日に企画した。結果として多くの申込をいただいたと認識している。 委員長 他に質問はあるか。 委員B  1点目としてシングルマザーズルームについて。8月25日の第2回は2人申込みがあったが,中止。9月25日の第3回は1人だけの申込みだったが実施した。同じ緊急事態宣言下で,条件は同じであると思われるが,どのような判断で第2回目は中止となったのか。グループ相談ということで,同じような立場の人同士の共有が目的であると思うが,参加者1人の回は実施となり,2人の申込みがあった回は中止となったのは,どうしてなのか。  2点目として参加者の男女比を把握しているのか知りたい。フォーラム企画全体の参加者の男女比なども分かっていたら教えてもらいたい。 事務局 まず,シングルマザーズルームの第2回と第3回の違いは,同じ緊急事態宣言下ではあったが,9月の感染者が少し落ち着いてきたこともあり,10月には解除される見通しがたった。第2回で申し込みをされた2名の方には中止になる際に,第3回の案内をし,移行してもらった経緯がある。2名のうちの1名は,都合によりキャンセルとなったが,もう1名は第3回に参加してもらった。 2点目の,参加者の男女比については,統計上,把握していない。そういった観点での集計についても検討していきたい。 委員B  男女共同参画という考え方の中では,男性の理解促進が重要な課題だと認識している。各講座やイベントに男性の参加者がどれだけいるのか,また,どうやったら促進されるのかを押さえていくことが大事である。水曜日の講座に男性が参加できるのかといった問題にもつながっていくと思う。参加者がどういった状況なのか是非分析していただきたい。 委員長 今後,参加者の男女比の集計について検討をお願いしたい。 では,議題2の今後の事業予定について説明をお願いする。 (2) 今後の事業予定について ◆事務局より 資料4,令和3年度下半期の事業について説明 委員長 下半期の事業について質問はあるか。 委員C 11月5日と11月19日のパープルリボンプロジェクトの講座について,2回とも同じ金曜日の同じ時間帯となっているが,対象者はどういう方を想定しているのか。 委員A(内部委員) 11月5日の講座は,コロナ禍での開催ということで,外出が難しくなった中でパートナーとの関係について悩んでいる夫婦,家庭を対象にしている。11月19日の講座は,小・中学生から高校生くらいの子どもがいる親,大学生など若い女性を対象としている。 委員F これからコロナの第6波が来ると言われている中,せっかく企画したものを中止,延期にするのはもったいない。オンラインへの切替えの対応をどう考えているのか。 事務局 オンライン化への必要性を感じている。一方で,市のネット環境が整っていない状況であり,整備のための予算取りから取り組む必要がある。課題として認識しているので,次年度以降に向けて進めていければと考えている。 委員F 他市の状況もみているが,対応が遅いように思う。 オンラインにするときは,Wi-Fiは基本使わないので,有線LANが一般的かと思う。有線LANにつながるPCを一台用意するだけで,予算取りをしなくても,実現可能であると思われるので,検討して欲しい。 事務局 公共として,有線LANを通常のインターネット回線とは別に,セキュリティの高いLGWANという回線をメインに使用している。有線LANを単独で引くのはハードルが高い。一方で必要性は十分感じているので,実現性を踏まえて検討していく。 委員F 金融機関もセキュリティの高いものを使っているが,コロナでの必要性を鑑み早期に導入したので,是非できる理由を検討して欲しい。 委員B 質問は2点。1点目は,全体として事業の企画立案をどのように進めているのか。例えば,職員が複数案のアイデアを出して,地域課題を考え,優先順位を付けているのか,企画プロセスを知りたい。2点目は,去年,市民が折った折り紙で作成したアマビエの展示物が最終的にどこに行ったのか。今回作成したフクロウの展示物も最終的にどのように扱われていくのか。 事務局 まず1点目,男女共同参画推進センターでは,専門職のコーディネーターを中心に,職員の中で企画立案している。それに加え,男女共同参画推進プランにおける施策,現在の地域課題等を勘案して,会議での意見も踏まえ,総合的に判断しながら,必要な事業を取捨選択のうえ企画している。2点目のアマビエは,骨格となる部材は再利用する形で今回のフクロウ作成に利用している。 委員B この会議で出来上がった企画を報告するのではなく,テーマを決めたり,翌年の企画を考えるときに,色々な立場の委員の考えや意見を参考にするのはどうか。運営委員会という場を上手く活用してもらいたい。アマビエについては,再利用等しているということで是非有効に使って欲しい。形を変えてでも無駄にならない循環の仕組みを考えてもらいたい。 委員C どうやって企画につながっているかについてだが,事業の一覧を見た際に,若い方向けが圧倒的に多く,40代50代より上の方が参加できる企画がほとんどない。男女の意識調査では年配の男性の意識が低いことが明らかになっているので,そういった年代に気が付いてもらえる企画が欲しい。去年はフォーラムで落語家を呼び,年配の方にも来てもらっている。バランスを考え選んでもらいたい。 事務局 今年度はパパを意識した取組,男性を取り込んだ企画を検討していたが,曜日の問題が参加者に影響していることを認識した。そういった中で,アンガーマネジメントの講座は中高年の男性にも参加していただきたいという思いで企画している。 委員G(内部委員) 集客や男性を対象とすることを勘案すると土曜日・日曜日の開催が望ましいが,行政が集中的に部屋を押さえてしまうと市民の利用を制限することとなり,全体のバランスを考えながら曜日は検討している。 (3)  女性活躍推進事業「わがまち調布の輝き女性(びと)」について  ◆事務局より資料5に基づき説明。昨年度に「わがまち調布の輝き女性」第5回目を実施。第5回目は株式会社緑興で働く2人の女性を取材したことを報告。取材結果を掲載した市報4月5日号の紹介,取材結果を男女共同参画推進フォーラム2021でパワーポイントにまとめて展示したことの報告と展示したパワーポイントの映像を紹介。次回第6回目の取材予定の報告。今後の進め方,取材対象者選定の基準作成についての提案。 委員長 今後の進め方について何かあるか。 委員D この取組の反応がどうであったか知りたい。事業を開始して3年程度になるが,どれぐらいこの事業を継続していくのか。年に1回程度アップしていくことに,どういう効果があるのか。何を伝えていきたいのか教えてほしい。 事務局 庁内においては,大変よいという御意見も伺っている,一方で企業の宣伝となっているという意見もあり賛否両論ある。市報等に掲載されている内容について市民側の反応は,把握することができていない。また,コロナ禍ということもあり,イベント参加者からのアンケートも集まりにくく,企画の成果については判断しかねる状況である。 委員長 企画をやってきた意義は 事務局 こちらの会議と一緒になって事業を進めているという認識を持っている。この事業の意義については悩ましいという印象を正直持っている。委員の皆さんの協力のもと,次期プランを作成しているところであるが,そういった中でこちらの事業についても,委員の皆様と議論していきたいと考えている。 委員長 今後に向けてどのような人物を取り上げていくべきか。これからの事業の進め方にもつながっていく。御意見があれば。 委員F 長く委員を務めているが,そもそも,この事業が始まったきっかけは何か。     急にこの事業が始まった印象を持っている。それまでは,女性がいきいきと活躍している市内企業を表彰するなどの,色々な意見が出ていたと記憶している。この事業を始めたきっかけが分かればご教授いただきたい。目的が不明確なのであれば,方向性を変えたり,違ったやり方があるのかどうかを議論してみてはどうか。選定の基準を決めるとなると,この事業を続けるという意味になると思うが,一度この機会に整理してみてはどうか。 事務局 この事業を開始した詳しい経緯は分からないが,様々な意見が出ていたことは認識している。その中で女性活躍推進事業をどうやって具体化させていくのかを検討する中で,事務局からの提案として開始したと認識している。 委員F インタビューの効果が不明確であるのならば違う方法も検討してみてはどうか。 委員A 目的がはっきりとしていない中で基準を決めていくことは難しいと感じている。 委員E この事業が開始する初期段階から委員として参加しているが,最終的にどういう成果物になるのか,はっきりする前に学生がインタビューする形式で始まったと認識している。輝き女性のパワーポイントを先程見せてもらったが,最終的にどういう方に見せたいのか,目的をはっきりさせると分かりやすい。取材した学生が最終的に調布で就職してイキイキと暮らせるようになることを趣旨としているのかと最初は解釈していた。どうも,そうではなさそうなので,目的が今一つ分かりにくい。 委員C 先ほど女性活躍推進法というキーワードが出たが,この法律のはじめに女性の職業生活における活躍を重点的に推進する必要があると書いており,これを行うために市内の職業現場で活躍している女性を取り上げているのかと,今,認識した。そういう理解で間違いないか。 事務局 女性活躍推進法が出来て,この委員会も女性活躍推進法に基づく任意の協議会として位置付けられ,調布市内で女性がどのようにイキイキと活躍しているのかを取材する中で女性活躍を推進していくための事業として開始したと受け止めている。その中で途中から目指すものが何か,成果が何かが見えづらくなってきた。 委員D この事業を今年度で終わりにしたとして,市として予算があるのであれば,調布でイベント仕立てにして調布で活躍している女性をゲストとして招いて,そこに例えば大学生などに集まってもらい話が聞ける場を設けるなど全く違うプログラムにすることは可能なものなのか,来年度も今の事業をそのまま続けていくのか,何が可能なのかを知りたい。 委員G(内部委員) 男女共同参画推進プランが今年度で現計画期間が終了する。新しいプランを計画しているところであるので,この時期に合わせて,ここで事業の総括をして,今後の方向性を見出だすまでは,中止をしていくことも可能ではあると認識している。女性活躍推進法ができて,色々な事業を検討したと思われるが,時間的猶予もない中で事業を開始している。学生が調布市内で働くことを前提とした企画もあってもよいと受け止めている。今年度の取材をもって一度終了して,今後の事業については,運営委員会の中でお諮りしながら,女性活躍推進法に基づく事業として,より訴求効果があり,事業の成果がついてくるような企画を原点に立ち返って今一度検討してみてもよいと受け止めている。 委員長 全体を通して何か意見があれば。ないようであれば本日の議事はここまでとする。 (議事は以上) 3 連絡事項 事務局から次回センター運営委員会が10月19日に開催される旨の報告。